オスカーキャピタルの評判と「中古一棟・バリューアップ投資」の実態

不動産投資において、検討中の企業がどのようなビジネスモデルを展開し、どのような強みを持っているのかを事前に検証することは重要です。

東京都港区に拠点を置くオスカーキャピタル株式会社は、中古の一棟収益アパートやマンションを主軸に取り扱い、物件のバリューアップ(資産価値向上)や幅広い金融機関とのネットワークを活かした融資アレンジを強みとする不動産会社です。

本記事では、年間家賃収入2000万円(手取り)を運用する実務家(おおや)の視点から、オスカーキャピタル株式会社の基本情報や事業の特徴を整理し、現在の不動産市況を踏まえた「中古一棟・バリューアップ投資」の実態と検討ポイントを客観的に解説します。

おおや@管理人

一棟アパートやRCマンションをメインに投資。

  • 年間家賃収入:約2000万円(手取り)
  • 金融資産:2億円(有価証券・現金含む)
  • 一棟マンション:4棟
  • 一棟アパート:4棟
  • 区分マンション:20室

サラリーマン時代に不動産投資を開始し、家賃収入50万円/月を達成し独立。
独立後、不労収入を増やすべく不動産会社や金融機関を開拓し、不動産投資の拡大に成功。
一棟アパートやRCマンションをメインにしていますが、メリットあれば区分、別荘やタワマンも所有しています。

一棟アパートから始めるべきか、区分マンションか始めるべきか、不動産投資に興味がある方はどちらの相談にも乗れると思います。相談したい方はLINEで連絡くださいね。

不動産投資に大切なことは勉強ではなく、「順番と速度」です。
おおやの詳細はこちら

オスカーキャピタル株式会社の基本情報と特徴

オスカーキャピタル株式会社は、2014年に設立された不動産会社です。新築の自社開発ではなく、中古の収益物件の買取・再販やコンサルティング事業を中心に展開しています。

1. 中古一棟収益物件のバリューアップと再販

同社の主力事業は、市場から中古の一棟アパートやマンションを仕入れ、リノベーション等の改修(バリューアップ)を施して投資家へ販売する買取再販です。
相続物件や独自のネットワークから物件を仕入れ、不動産の資産価値を高めることで、賃貸需要と利回りのバランスが取れた収益物件を提供することを目指しています。

2. 多彩な金融機関とのネットワーク(融資アレンジ)

不動産投資において大きなハードルとなる「融資」に関して、全国50以上の金融機関とのネットワークを構築している点が同社の特徴です。
顧客の属性や資産状況に合わせて適切な金融機関を選定し、購入にかかわるファイナンスアレンジ(資金調達のサポート)を強みとして掲げています。

3. 購入から出口戦略(売却)までのサポート

物件の販売だけでなく、購入後のプロパティマネジメント(賃貸管理)や、将来的な資産の組み替え、売却などの出口戦略までをサポートする体制を敷いています。公式情報によると、既存顧客からのリピート率が高い点もアピールされています。

オスカーキャピタルの口コミ・評判

インターネット上で確認できる同社の口コミや評判の傾向を整理します。

良い口コミの傾向

  • 融資付けのサポートが手厚い
    独自の金融ネットワークを活かした融資アレンジにより、他社で希望する額のローンが引けなかった方でも融資を受けられたという声が確認できます。
  • 購入後の管理や相談への対応
    物件購入後も、修繕の相談や将来の売却方針などについて継続的なサポートを受けられる点が、リピーターの獲得につながっていると推測されます。

おおやの視点
金融機関との太いパイプを持ち、融資を引くノウハウがある点は、不動産会社としての確かな実務能力を示しています。
ただし、投資において「融資が通ること」と「その事業計画が安全であること」は別問題です。融資額や条件が提示された際は、その返済額に対して家賃収入が十分に見込めるか、自身で客観的に精査した上で行う必要があります。

気になる検索サジェストやビジネスモデル

オスカーキャピタルと検索すると、「騙された」「コンサル料」などという気になる検索サジェストがいくつか表示されます。

同社は一般的な不動産会社と異なりコンサルティング費用を最初に受け取り、その後に物件の売買を行なっているようです。そのため、物件取得と費用の支出のタイミングがズレることから、一部ユーザーが「騙された」と検索しているのかもしれません。

同社の公式HPを見る限り、築30~40年ほどで利回り15%前後の木造一棟アパートがメインのようです。個人的には、ハイリスクハイリターンの部類に入ると考えますし、資産性の面ではなかなり厳しい印象を持ちます。確かに満室経営が継続できる前提ならキャッシュフローも出ていいのですが、この物件でこれからの家賃上昇フェーズの波に乗れるのか・・・

これからの不動産投資はそういった面も見据えて物件選定が重要になってきますよ。

現在の市況における「中古一棟・バリューアップ投資」の検討ポイント

オスカーキャピタルのようにバリューアップや融資付けを得意とする企業を利用する場合でも、現在の不動産市況を踏まえ、投資家自身が把握しておくべき検討課題が存在します。

1. 建築・改修費の高騰と「家賃引き上げ余地」を見極める選球眼

現在の不動産市場では、新築・中古を問わず、資材価格や人件費などの建築・改修コストが継続的に上昇しています。それに伴い、物件の取引価格も上昇傾向にあります。
入居者の給与水準に連動する家賃相場も緩やかに上がってはいますが、物件価格や修繕費用(リノベーション費用)の急激な上昇には完全に追いついていません。そのため、単に相場通りに購入するだけでは取得コストに対するリターン(家賃収入)の割合が悪化し、構造的に利回りが低下しやすい環境にあります。

融資が引きやすい環境であっても、市況として物件自体の初期収益性が高いわけではありません。だからこそ、今後は「物件のポテンシャルを見抜き、適切な運用や改修によって将来的に家賃を引き上げられる物件かどうか」を見極める選球眼が、投資の成否を分ける極めて重要な要素となります。

2. 中古一棟物件における大規模修繕費用の見積もり

中古の一棟アパートやマンションを購入する際は、業者が実施したリノベーションの範囲を正確に把握する必要があります。内装や一部の設備が新しくなっていても、外壁塗装や屋上防水などの大規模修繕が手付かずの場合、数年後に数百万円規模の支出が発生する可能性があります。
事業計画上のキャッシュフローに修繕積立金が含まれているか、過去の修繕履歴と今後の計画を事前に確認しておく必要があります。

3. コンサルティング費用等の諸経費の確認

オスカーキャピタルから物件を購入する場合は、まずコンサルティング費用を支払う必要があります。

費用は150万円とも言われており、結構高額です・・・。これらの初期費用を含めた「総投資額」に対して、事業計画上の利回りが適正に確保できるかを冷静に計算することが大切です。

おおやの視点
オスカーキャピタルで物件を購入しなかったとしても、150万円は返ってきません。同社の得意とする物件種別が、あなたにとって投資をしたい物件なのか、今一度立ち止まって考える必要があります。

不動産投資は「目的」に合わせて物件種別を選ぶ

不動産投資を始めるにあたり、中古の一棟収益物件を選択するか、都心の区分マンションを選択するかは、投資目的と自己資金の状況によって分かれます。

中古一棟収益物件(目的:事業規模の拡大と高利回りの追求)

  • 【メリット】 土地の持ち分が大きく、物件のバリューアップや修繕のタイミングをオーナー自身の裁量で決定できます。また、節税効果もあるため、うまく使えば手元のキャッシュを生むことができます。
  • 【リスク】 物件価格や改修費の上昇を踏まえた緻密なコスト計算や、空室対策を自身で管理する必要があります。大規模修繕費用を自身で準備するため、資金管理に高い計画性が求められます。また、物件価格が大きいこと、築年数が古いことから、市場の流動性は低く、出口が絞られます。そのため資産形成ではなく、老後資金の運用など、一定の自己資金をもとに継続的なキャッシュフローを求める方に向いています。

都心の区分マンション(目的:手間の軽減と手堅い資産形成)

  • 【メリット】 都心の安定した賃貸需要を背景に、長期間の空室リスクを抑えられ、他人資本での資産形成が可能。建物の修繕は管理組合が主導して計画的に行うため、個人で突発的な大規模修繕費を負担する可能性は低くなります。流動性も高く売却のスムーズです。
  • 【リスク】 購入価格が高いため毎月のキャッシュフローは大きく出にくく、時間をかけて残債を減らし、純資産を形成していく中長期的な視点が必要です。

オスカーキャピタルでの投資に向いている人・向いていない人

向いている人の条件

  • 金融機関からの融資を最大限に活用し、事業規模の拡大を目指したい方
  • 改修費の高騰という市況を理解した上で、バリューアップによる家賃引き上げの余地がある物件を見極められる方
  • 購入後の管理から将来の売却まで、長期的なパートナーとして不動産会社と関係を築きたい方

見送るべき人の条件

  • 資産形成期の現役世代で、将来的に物件の売却も視野に入れている方
  • 提示された利回りや事業計画を自身で確認・精査せず、すべて業者に一任したいと考えている方
  • 毎月のキャッシュフローを大きく取ることを最優先し、家賃引き上げ等の運用努力をせずに高い初期利回りだけを探している方

まとめ

オスカーキャピタル株式会社は、中古一棟収益物件のバリューアップと、多彩な金融機関のネットワークを活かした融資アレンジに強みを持つ不動産会社です。購入から出口戦略までを視野に入れたサポート体制を整えており、リピーターを獲得している実績があります。

一方で、現在の不動産市況においては、改修コストの高騰に伴う利回りの低下や、将来の家賃引き上げを見据えた物件選定など、投資家自身が客観的に判断すべき課題も存在します。

おおやの視点
不動産投資は、専門家の融資サポートを活用しつつも、最終的な事業判断は投資家自身が行うものです。融資の通りやすさだけでなく、現在の市況における物件の収益性とバリューアップの余地を冷静に評価することが求められます。
自身で修繕等のコントロールを行いながら一棟投資で事業を拡大するのか、あるいは管理の手間がかからず安定稼働が見込める「都心の区分マンション」で手堅く資産形成をするのか。ご自身の財務状況と投資目的に最も合致した物件種別を選択することが大切です。
私自身、一棟投資と区分投資の両方を経験してきましたので、一棟でも区分でもフラットに相談に乗れますよ。もし迷ったり気になることがあれば、気軽に私に聞いてくださいね。

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