不動産投資において、検討中の企業がどのようなビジネスモデルを展開し、どのようなリスクに対する提案を行っているのかを事前に検証することは非常に重要です。
株式会社RHインベストメントは、東証スタンダード上場の株式会社robot home(ロボットホーム)の完全子会社であり、投資用不動産プラットフォーム「インカムクラブ(income club)」の運営や、IoT技術を活用した投資用アパートの開発・販売を行っている企業です。
本記事では、年間家賃収入2000万円(手取り)を運用する実務家(おおや)の視点から、株式会社RHインベストメントの基本情報や事業の特徴を整理し、現在の不動産市況を踏まえた「新築一棟投資」の本質的なリスクと検討ポイントを客観的に解説します。
株式会社RHインベストメントの基本情報と特徴
株式会社RHインベストメントは2021年に設立された企業で、東京都中央区(GINZA SIX)に本社を置いています。
1. 東証スタンダード上場「robot home」のグループ企業
親会社である株式会社robot homeが培ってきたAI・IoT技術や賃貸管理のプラットフォームを基盤としています。土地の仕入れから建築、販売、管理までをグループ内で一気通貫で行える体制を持ち、高い入居率を維持する賃貸管理ノウハウを共有している点が特徴です。
2. 「IoT×デザイン」を取り入れた投資用アパートの開発
スマートロックや各種センサーなど、入居者の利便性を高めるIoT設備を標準搭載したデザイン性の高いアパートを企画・開発しています。設備による差別化を図ることで、グループ全体で97%以上(2024年実績)の高い入居率を維持している点を強みとしています。
3. 富裕層向けプラットフォーム「インカムクラブ」の運営
投資用不動産のマーケットプレイスである「インカムクラブ」を運営し、会員登録した富裕層や投資家に対して、自社開発物件や市場の収益物件情報を提案する仕組みを構築しています。オンラインでの相談や、金融機関からの有利な融資アレンジもサポートしています。
株式会社RHインベストメントの口コミ・評判
インターネット上において、同社に関する投資家からの明確な口コミやレビューはほとんど確認できません。
おおやの視点
同社は富裕層向けの会員制プラットフォーム(インカムクラブ)を主軸としており、数千万〜数億円規模のBtoBに近い取引を行うため、個人投資家がレビューサイトに口コミを投稿するケースは一般的ではありません。口コミがないこと自体をネガティブに捉える必要はなく、提示された物件の収益性と事業計画を客観的に評価することが重要です。
現在の市況における「新築一棟アパート投資」の本質的なリスク算定
RHインベストメントのようにIoT設備等の付加価値を提供する企業を利用する場合でも、一棟投資というビジネスモデル自体が内包する本質的なリスクを理解しておく必要があります。
1. 物件価格と家賃の歪みと「家賃引き上げ」を見極める選球眼
現在、資材価格や人件費の高騰により、物件の取得コストは高い水準にあります。一方で、家賃相場の上昇は物件価格の上昇に完全には追いついていません。この歪みにより、相場通りにフルローンに近い形で新築一棟を購入すると、初期の利回りが低くなり、毎月の手残りが少ない状態からのスタートとなります。
だからこそ、今後は「物件のポテンシャルを見抜き、適切な運用や設備投資(IoT化など)によって将来的に家賃を引き上げられる物件かどうか」を見極める選球眼が、一棟投資の成否を分ける極めて重要な要素となります。
2. 木造一棟特有の「流動性(出口)」リスク
木造アパートは法定耐用年数(22年)が短いため、築年数が経過した後に売却しようとした際、次の買い手が金融機関から長期のローンを引きにくくなる特性があります。ローンが引けない物件は市場での流動性が下がり、いざという時に「ローンの残債を完済できる金額で売却(現金化)できない」というリスクが存在します。購入の段階から、長期的な出口戦略を立てておく必要があります。
3. 「節税効果×サブリース」を強調する営業手法への注意
木造一棟アパート投資において、業界の一般的な営業手法として「短い法定耐用年数を活かした減価償却(節税効果)」と「サブリース(一括借り上げ)による安定収入」をセットで提案するケースが多く見られます。同社がこの手法を主軸としているわけではありませんが、一棟投資を検討する上で必ず構造を理解しておく必要があります。
一見すると手間なく節税と安定したキャッシュフローを得られる仕組みに見えますが、サブリース契約は業者側から賃料の減額請求や契約解除が可能なケースが多く、完全な安心材料にはなりません。
また節税効果についても、物件を売却する際には譲渡税が発生します。高年収の方であれば所得税率と譲渡税率の差分が実質的な節税効果となりますが、最終的な売却時にローンの残債を完済できる金額で売れるかどうかの保証はないため、手元の資金をすべて自由に使って良いわけではありません。節税や家賃保証といった付加価値に目を奪われず、物件本来の収益力を見極めることが重要です。
不動産投資は「目的」に合わせて物件種別を選ぶ
不動産投資を始めるにあたり、新築・中古の一棟物件を選択するか、都心の区分マンション等を選択するかは、投資目的と自己資金の状況によって分かれます。
一棟収益物件(目的:資産保全と事業規模の拡大)
- 【メリット】 土地の持ち分が大きく、リノベーション等のバリューアップや修繕のタイミングをオーナー自身の裁量で決定できます。複数戸を所有するため、区分と違って一部屋の退去で収入がゼロになるリスクを分散でき、賃貸経営は安定しやすい傾向があります。
- 【リスク】 取得コストの上昇による利回りの低下や、出口(売却時)における流動性の低さを考慮した緻密な資金計算が必要です。大規模修繕費用を自身で準備するため、資金管理に高い計画性が求められます。また、表面利回りには空室率が加味されていませんので、現実的な稼働率によるシミュレーションが重要です。
都心の区分マンション(目的:手間の軽減と手堅い資産形成)
- 【メリット】 都心の安定した賃貸需要を背景に、長期間の空室リスクを抑えられます。建物の修繕は管理組合が主導して計画的に行うため、個人で突発的な大規模修繕費を負担する可能性は低くなります。市場での流動性(売りやすさ)にも優れています。
- 【リスク】 購入価格が高いため毎月のキャッシュフローは大きく出にくく、時間をかけて残債を減らし、純資産を形成していく中長期的な視点が必要です。
RHインベストメントでの一棟投資に向いている人・向いていない人
向いている人の条件
- 物件価格に対して十分な自己資金(頭金)を投入し、借入比率を下げて低利回りでも安全に事業を回せる経済的体力がある方
- 建築費高騰による低利回りをカバーするため、IoT設備等の付加価値を活かした将来的な家賃引き上げを前提とした経営に取り組める方
- まとまった自己資金を運用し、継続的なキャッシュフローを構築したい方
見送るべき人の条件
- 自己資金にゆとりがなく、フルローンで購入した上で、毎月のキャッシュフローに大きく余裕を持たせたい方
- まとまった資産がまだ構築できていない資産形成期の方
- 短期的な売却の可能性も視野に入れている方
まとめ
株式会社RHインベストメントは、東証スタンダード上場のrobot homeグループの強みを活かし、IoT設備の導入による高稼働なアパート開発と、富裕層向けプラットフォーム「インカムクラブ」の運営を行う不動産会社です。
新築一棟アパートという特性上、昨今の建材コストの高騰で価格は高め。一方で家賃上昇の機運が高まっている今、将来的に家賃の値上げが期待できる物件を選び抜けるか、が成否を分けるポイントになります。
「この投資は間違っていないか」、と感じたり何かしらの不安があれば、LINEで相談に乗っていますよ。
おおやの視点
一棟投資はまとまった自己資金があり、ある程度の運用のボラティリティに耐えられる経済的な体力が必要です。もし、あなたが現役世代のサラリーマンで、これから資産形成を進めていきたいと考えているなら、区分マンションの方が手堅い印象です。
私自身、一棟投資と区分投資の両方を経験してきましたので、一棟でも区分でもフラットに相談に乗れますよ。もし迷ったり気になることがあれば、気軽に私に聞いてくださいね。



一棟アパートやRCマンションをメインに投資。
サラリーマン時代に不動産投資を開始し、家賃収入50万円/月を達成し独立。
独立後、不労収入を増やすべく不動産会社や金融機関を開拓し、不動産投資の拡大に成功。
一棟アパートやRCマンションをメインにしていますが、メリットあれば区分、別荘やタワマンも所有しています。
一棟アパートから始めるべきか、区分マンションか始めるべきか、不動産投資に興味がある方はどちらの相談にも乗れると思います。相談したい方はLINEで連絡くださいね。
不動産投資に大切なことは勉強ではなく、「順番と速度」です。
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