不動産投資において、検討中の企業がどのような集客手法を取り、その裏にどのような業界の構造が隠されているのかを事前に検証することは極めて重要です。
株式会社ゴールドファステートは、関西圏を中心に自社ブランドの新築投資用マンション(ファステートシリーズ)の開発・販売から管理までを手掛ける不動産会社です。
本記事では、一棟投資と区分投資の両方を実践する実務家(おおや)の視点から、ゴールドファステートの口コミから見えてくる「営業の熱量と物件価値の反比例の法則」について客観的に解説します。あわせて、投資を成功に導くための「融資の順番」「物件を見極める選球眼」についてお伝えします。
夜間のテレアポと「アマギフ条件」を巡る口コミの実態
インターネット上で同社の口コミを確認すると、「担当者が親切でセミナーが分かりやすい」という星5つの絶賛レビューが並ぶ一方で、営業手法やキャンペーンに対する星1つの強い怒りの声が多数混在しており、評価が極端に二極化しています。
1. 名簿を利用した夜間の非常識な電話営業
- 「20時45分にいきなり名前を確認して営業電話をかけてきた。指摘しても『ゴールデンタイムですから』と悪びれない」
- 「どこから番号を入手したか聞くと『名簿屋』と答えた。断ると『年収ないでしょ』と暴言を吐いて切られた」
このように、常識外れの時間帯に行われる強引なアウトバウンド営業(テレアポ)に対して、多くのユーザーから不信感や怒りの声が上がっています。
2. 「Amazonギフト券」などの高額特典トラブル
- 「セミナー参加でポイントがもらえるとあったが、『融資が受けられる方』『成約時のアンケート』など後出しの条件で対象外にされた」
- 「条件を満たしているはずなのに放置された。完全に踊り広告(集客の餌)だ」
高額な特典をフックに集客を行っているが、その条件に納得がいかない様子の口コミもみられます。
「儲かる物件」に夜間のテレアポや高額なアマギフは必要なのか?
ここで、不動産投資における極めて残酷かつ重要な法則をお伝えします。それは「営業の熱量(必死さ)と、物件の本来の価値は反比例しやすい」という事実です。
少し冷静になって考えてみてください。もしそのマンションが「買えば毎月利益が出て、将来の資産価値も高い、本当に儲かる優良物件」であれば、わざわざ名簿業者から個人情報を買い、夜の21時近くに社員がテレアポをして売り込む必要があるでしょうか? 数万円ものAmazonギフト券をばら撒いてまで客をかき集める必要があるでしょうか?
本当に利回りが良く資産価値の高い物件は、市場に出た瞬間にプロの投資家たちが黙って買っていきます。
莫大な広告費(高額特典)をかけ、多大な人件費(人海戦術のテレアポ)をかけてでも売らなければならないということは、それらの多額の経費が「販売する新築ワンルームマンションの価格に上乗せされている」という構造の証明に他なりません。
業者の熱心な営業や豪華なプレゼントの原資は、最終的に「あなたが組む数千万円のローン」から支払われているという構造を、客観的に理解しておく必要があります。
担当者の質と物件の質は比例しない
口コミには、非常に丁寧に説明してもらえた、といった担当者を絶賛する投稿も見られます。
しかし、いくら担当者の質が高くても、それと投資の成功は無関係。担当者に投資するわけではなく、物件に投資するわけですから、当然です。
人柄ではなく「物件そのもの」をみて投資すべきでしょう。
新築物件と「家賃上昇」を見極める選球眼
ゴールドファステートが開発する物件自体は設備も整っていますが、昨今の資材価格や人件費の高騰により、新築マンションの分譲価格は非常に高水準になっています。
相場通りにフルローンで購入すると初期の利回りが低くなり、毎月の手出し(赤字)が発生しやすくなります。
だからこそ、新築ワンルームを検討する際は「今後の家賃上昇が確実に見込めるエリアの物件を厳選し、将来的な家賃引き上げによって収益性を高められるかどうか」を見極める選球眼が、投資の成否を分ける極めて重要な要素となります。
一棟投資も実践する大家が解説する「区分投資」の真のメリット
営業手法には厳しい視点が必要ですが、投資対象としての「区分マンション」自体が悪いわけではありません。一棟投資も実践する立場から、両者の構造的な違いを解説します。
- 一棟収益物件: 毎月のキャッシュフロー(手残り)は出やすい一方で、投資総額(価格)が高く、立地が郊外や駅から遠いなど「微妙」なケースが多くなります。
- 区分マンション: 毎月のキャッシュフローは赤字(手出し)になることが多い一方で、都心の駅近など「立地が極めて良い」場所に、比較的安い価格帯でアプローチできます。
一見すると、キャッシュフローが出る一棟こそが不動産投資の理想形と考えられがちですが、区分投資の真のメリットは「含み益が生まれること」と「高い賃貸需要による流動性の高さ」にあります。
区分マンションは毎月の手出しがあったとしても、入居者が支払う家賃によって着実にローンの残債が減少し、純資産が積み上がっていきます。好立地であれば賃貸需要が途切れることはなく、いざとなれば市場での流動性が高いためスムーズに売却できます。
この「残債の減り」と「売却価格」のバランスの仕組みを理解できれば、中期間で数百万円単位の利益を出すことが可能です。
不動産投資は「融資の順番」という戦略がすべて
資産形成において区分マンションは非常に有効ですが、最も注意すべきは「投資の順番(融資戦略)」です。
個人の年収に対して、金融機関から引ける融資の総額(与信枠)には上限があります。将来的に「一棟アパートを買って事業を拡大したい」と考えている人が、先にワンルームマンションを無計画にフルローンで複数購入してしまうと、与信枠を使い切ってしまい、本命の一棟物件の融資が引けなくなるケースが多発しています。
逆もまた然りで、まだ資産形成期にもかかわらず、高年収サラリーマンが節税目的の割高な一棟投資を始めてしまい、ローンで毎月のキャッシュフローがパツパツになってしまう事例もあります。
販売業者は「自社の物件を売ること」が目的であるため、あなたの長期的な融資の順番など考慮してくれません。
まとめ:業者や担当者、保証システムではなく、「物件」そのものを見極める
株式会社ゴールドファステートは自社ブランドを展開する企業ですが、テレアポや高額特典をフックにした集客手法の裏にある「業界の構造」については、投資家自身が冷静に判断する必要があります。
そして最終的に最も重要なのは、「物件そのもの」の価値です。
アマギフの特典や、熱心な担当者の人柄、手厚く見える保証といった属人的・付加的な要素は、数十年続く不動産投資においては無意味です。築年数、設備、立地、そして価格。これらを総合的に厳しく評価し、本当に利益を生む物件を購入すべきです。人を評価するのではなく、コンクリート(物件)を評価すること。この「物件を見極めること」こそが、投資家にとって唯一最大の仕事と言えます。
おおやの視点
不動産投資は、業者に勧められたものを買うのではなく、「自分の目的に合わせて戦略を練る」ことがすべてです。区分マンションの手堅い資産形成力は本物ですが、人によっては融資の観点から「買う順番」を間違えると、最終的な目標に到達できなくなります。あなたの年収や目的に応じて、今は手堅く区分を買うべきか、それとも最初から一棟を狙うべきか。投資の「正しい順番」を知りたい方や、今提案されている物件に見落としがないか不安な方は、LINEで連絡をください。一切のポジショントークなしで、客観的に戦略と物件の相談に乗りますよ。



一棟アパートやRCマンションをメインに投資。
サラリーマン時代に不動産投資を開始し、家賃収入50万円/月を達成し独立。
独立後、不労収入を増やすべく不動産会社や金融機関を開拓し、不動産投資の拡大に成功。
一棟アパートやRCマンションをメインにしていますが、メリットあれば区分、別荘やタワマンも所有しています。
一棟アパートから始めるべきか、区分マンションか始めるべきか、不動産投資に興味がある方はどちらの相談にも乗れると思います。相談したい方はLINEで連絡くださいね。
不動産投資に大切なことは勉強ではなく、「順番と速度」です。
おおやの詳細はこちら