不動産投資において、検討中の企業がどのようなビジネスモデルを展開し、どのような評判を得ているのかを事前に検証することは非常に重要です。
株式会社インベストオンラインは、東京23区を中心とした首都圏で、独自の「新築一棟投資法」を提案し、土地探しから賃貸管理までをワンストップでサポートする不動産会社です。
同社は初心者でも取り組みやすいサポート体制を構築している優良企業ですが、不動産投資において「サポートが手厚いこと」と「投資としての収益性が高いこと」は必ずしも一致しません。特に現在の市況において、「東京23区で新築一棟を購入する」という投資モデルには、市況変化に伴う構造的な課題が存在します。
本記事では、年間家賃収入2000万円(手取り)を運用する実務家(おおや)の視点から、株式会社インベストオンラインの基本情報や特徴を整理し、口コミの傾向と現在の市況を踏まえた「新築一棟投資」の実態を客観的に解説します。
株式会社インベストオンラインの基本情報と特徴
株式会社インベストオンラインは、東京都新宿区に本社を置く不動産会社です。東京23区内の駅近エリアを中心に、新築一棟アパートの企画・販売、賃貸管理、セミナー開催などを展開しています。
1. 東京23区に特化した「新築一棟投資法」
同社の最大の特徴は、需要の高い東京23区の駅近エリアに絞った「新築一棟投資法」というパッケージです。土地の直接仕入れにより中間コストを抑え、設計・施工から賃貸管理、税務支援までを一貫してサポートする体制を整えています。
2. オリジナルブランド「グランクオール」
自社開発の新築アパート「グランクオール」シリーズを展開しています。防音・断熱性能やオートロック、独立洗面台など、入居者のニーズを捉えた設備仕様を備えている点が特徴です。
また、「建物完成保証サービス」を用意しており、施工会社が万一倒産した場合でも建物の完成を保証する仕組みを整え、投資家のリスク軽減を図っています。
3. 独自メディアや専門家によるサポート
投資戦略の設計から融資手続き、賃貸管理まで各分野の専門家が伴走する体制が構築されています。また、専用のWebメディアを通じた情報発信や、毎日開催される無料のWebセミナーなど、初心者への情報提供を積極的に行っています。
おおやの視点
建物完成保証やワンストップのサポート体制は、不動産投資を初めて行う方にとって非常に安心感のある仕組みです。また、需要の底堅い東京23区に特化している点は、空室リスクを抑える上で理にかなっています。
ただし、サポート体制が充実している分、物件価格にはそのコストが含まれている可能性がある点も理解しておきましょう。
東京23区「新築一棟投資」が抱える構造的課題
同社は手厚いサポートを提供していますが、現在の不動産市況において「東京23区で新築一棟アパートを建築・購入する」という投資モデル自体が持つ課題を把握しておく必要があります。
建築費高騰に伴う「相対的な低利回り」
現在、資材価格や人件費などの建築費は継続的に高騰しており、それに伴い新築物件の販売価格はかつてない水準まで上昇しています。
一方で、入居者の給与水準に連動する家賃相場も上昇傾向にはあるものの、物件価格の急激な上昇スピードには追いついていません。
その結果、取得コスト(物件価格)に対して得られるリターン(家賃収入)の割合が悪化しており、現在の市況で新築一棟を購入することは、構造的に「利回りが低い(キャッシュフローが出にくい)投資」を受け入れることを意味します。
利回りが低い状態からスタートすると、ローンの返済や経費の支払い後の手残りが少なくなり、金利上昇や想定外の修繕費用が発生した際、手元の資金が圧迫される可能性があります。
株式会社インベストオンラインの口コミ・評判
インターネット上に掲載されている株式会社インベストオンラインの口コミを紹介します。同社に対する明確な悪評やトラブルの報告は見当たりませんでした。
良い口コミの傾向
- 修繕の手間が少なく空室リスクを分散できた
新築一棟投資法を実践した人からは、修繕の手間が少なく、一棟であるため空室リスクを分散できたという声がありました。物件の管理を外部に委託できるため、複数物件を保有していても運用しやすいと評価されています。 - 初心者に適したサポート体制
「自分でできる範囲は自力で、できない部分は有料で委託できるシステムが良かった」「公式の情報サイトが参考になった」など、土地探しから管理までを任せられるワンストップの体制が、初心者から支持を集めているようです。
おおやの視点
ネット上に悪評がないことは、企業としての対応や物件の品質が一定水準を満たしている証拠と言えます。
ただし、口コミはあくまで参考情報です。「管理をすべて任せられる」からといって、収支のシミュレーションまで業者任せにするのは危険です。提示された利回りや事業計画が、ご自身の資金力に見合っているかを客観的に判断する必要があります。
不動産投資は「目的」に合わせて物件種別を選ぶ
不動産投資を始めるにあたり、インベストオンラインが提供するような「新築一棟アパート」を選択するか、「都心の区分マンション」等を選択するかは、投資目的と財務状況によって分かれます。
新築の一棟アパート(目的:事業規模の拡大と長期融資)
- 【メリット】 東京23区という安定した立地と、新築の設備競争力により、初期の入居付けはスムーズに進みやすい傾向にあります。金融機関からの長期融資も引き出しやすく、事業規模を拡大しやすいモデルです。
- 【リスク】 前述の通り、建築費高騰により物件価格が上昇しているため、相対的に利回りが低くなります。また、一棟所有であるため、将来的な外壁塗装や屋根の修繕など、数百万円単位の出費を個人で計画的に準備しておく必要があります。
都心の区分マンション(目的:手間の排除と手堅い資産形成)
- 【メリット】 都心の賃貸需要の恩恵を受けつつ、数千万円単位の借入でスタートできます。建物の修繕や共用部の管理は管理組合が主導するため、一棟物件のように個人の裁量で大きな修繕費用を負担するリスクを抑えられます。
- 【リスク】 毎月のキャッシュフローは大きく出にくいため、時間をかけて残債を減らし、将来の純資産を増やしていく中長期的な計画が必要です。
おおやの視点
どちらの投資手法にも一長一短があります。重要なのは、現在の市況(建築費高騰など)を客観的に捉え、「利回りが低い状態でも、ご自身の資金力で安全に事業を回せるか」を冷静に判断することです。
インベストオンラインでの投資に向いている人・向いていない人
向いている人の条件
- 十分な自己資金を保有し、利回りが低い状況下でも安全にローン返済や将来の修繕費の積み立てを行える方
- 手厚いサポートや建物完成保証などの仕組みを活用し、東京23区で手堅く新築一棟経営を始めたい方
- 業者が提示するシミュレーションを鵜呑みにせず、現在の市況や相対的な利回りの低下をご自身で計算し、納得できる方
見送るべき人の条件
- 自己資金にゆとりがなく、フルローンに近い形で購入を検討しており、毎月のキャッシュフローに余裕を持たせたい方
- 不動産投資の初心者であり、高い利回りや短期的な利益を最優先に考えている方
- 将来的な大規模修繕(外壁塗装など)の計画や資金準備を自身で行うことに不安がある方
まとめ
株式会社インベストオンラインは、東京23区の駅近エリアに特化し、「建物完成保証」などの投資家目線のサポート体制を整えた、新築一棟アパートを提供する企業です。ワンストップのサポート体制や、口コミに悪評が見当たらない点は評価できます。
一方で、現在の不動産市況においては、建築費の高騰が家賃の上昇を上回っているため、新築一棟投資はどうしても取得コストに対して相対的な利回りが低くなる構造にあります。
おおやの視点
企業の手厚いサポートは賃貸経営の助けになりますが、投資事業としての収益構造はまた別の問題です。
金融機関から融資が下りたからといって、その投資が自身の状況に最適であるとは限りません。低い利回りを受け入れて一棟経営に取り組むのか、あるいは管理の手間がかからない「都心の区分マンション」で手堅く資産形成をするのか。ご自身の財務状況と投資目的に最も合致した物件種別を比較検討し、選択することが大切です。



一棟アパートやRCマンションをメインに投資。
サラリーマン時代に不動産投資を開始し、家賃収入50万円/月を達成し独立。
独立後、不労収入を増やすべく不動産会社や金融機関を開拓し、不動産投資の拡大に成功。
一棟アパートやRCマンションをメインにしていますが、メリットあれば区分、別荘やタワマンも所有しています。
一棟アパートから始めるべきか、区分マンションか始めるべきか、不動産投資に興味がある方はどちらの相談にも乗れると思います。相談したい方はLINEで連絡くださいね。
不動産投資に大切なことは勉強ではなく、「順番と速度」です。
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