不動産投資において、検討中の企業がどのようなビジネスモデルを展開し、どのような層をターゲットにしているのかを事前に検証することは重要です。
東京都新宿区に拠点を置くPLAC株式会社(プラック)は、関東エリアを中心に収益物件の売買・仲介やマンション開発、賃貸管理までをトータルサポートする不動産会社です。情報の偏りを防ぐための「担当制の廃止」や、医師などの高属性層に向けた投資提案など、独自のサービスを展開しています。
本記事では、年間家賃収入2000万円(手取り)を運用する実務家(おおや)の視点から、PLAC株式会社の基本情報や事業の特徴を整理し、現在の不動産市況を踏まえた「一棟収益物件への投資」の実態を客観的に解説します。
PLAC株式会社の基本情報と特徴
PLAC株式会社は2017年に創業した不動産会社です。「PLACに係わるすべての人が満足できる人生を送るためのお手伝いをすること」を理念に掲げ、物件の販売だけでなく、投資プランの策定や融資のサポートに力を入れています。
1. 担当制を廃止し、会員へ均等に情報を提供
一般的な不動産会社では顧客ごとに営業担当者がつきますが、同社は「担当者によって提供される情報に偏りが出る」という課題を解消するため、あえて担当制を廃止しています。
無料で登録できる会員制度を設け、希望条件に合った未公開物件の情報などを、すべての顧客へ公平に配信する仕組みを構築している点が特徴です。
2. 医師に向けた不動産投資の提案
同社は、「不動産投資で年収分の家賃を稼ぐ」をコンセプトに、医師に向けた不動産投資の提案を積極的に行っています。
医師は一般的に金融機関からの融資条件が有利になりやすく、不動産投資の適性が高い職業とされています。多忙な医師に向けて、知識が乏しくても運営できる仕組みの構築や、専用のセミナー開催、書籍の出版などによる情報発信を行っています。
3. クラウドを活用した物件管理とトータルサポート
関東エリアでの物件の仲介・販売に加え、融資、賃貸管理、出口戦略(売却)までを一貫してサポートしています。
物件管理にはクラウドシステムを導入しており、オーナーがスマートフォンやパソコンからリアルタイムで管理状況や入居者の問い合わせ履歴を確認できる仕組みを取り入れています。
PLAC株式会社の口コミ・評判
インターネット上や利用者の声として確認できる、PLAC株式会社の口コミの傾向を整理します。
良い口コミの傾向
- 不動産投資初心者でもゼロから丁寧に説明してもらえた
投資未経験の顧客から、基礎からわかりやすく説明を受けられたことで、目標が明確になり安心して進められたとの声があります。 - 他社で断られた融資を受けられた
他社で融資が通らなかった顧客が、同社のサポートによって融資を受けられたという口コミも確認できます。融資付けのノウハウを持っていることがうかがえます。 - 他社で失敗した不動産投資を改善できた
稼働率の低さなどに悩む顧客が相談し、キャッシュフローの改善につながったという事例も報告されています。
おおやの視点
初心者への丁寧な対応や、他社で難しい案件の融資を通す実績、既存物件の収支改善を行える点は、不動産会社としての確かな実務能力を示しています。
インターネット上に目立った悪評は見当たりませんが、投資においては「サポートが手厚いこと」と「事業計画にリスクがないこと」は別問題です。最終的な投資判断は、提示されたシミュレーションを自身で客観的に精査した上で行う必要があります。
現在の市況における「一棟収益物件」投資の検討ポイント
PLAC株式会社のようにサポート体制が整った企業を利用する場合でも、現在の不動産市況を踏まえ、投資家自身が把握しておくべき検討課題が存在します。
1. 不動産価格の高騰と「家賃引き上げ余地」を見極める選球眼
現在の不動産市場では、新築・中古を問わず、資材価格や人件費などの建築・改修コストが継続的に上昇しています。それに伴い、物件の取引価格も上昇傾向にあります。
入居者の給与水準に連動する家賃相場も緩やかに上がってはいますが、物件価格や修繕費用の急激な上昇には完全に追いついていません。そのため、単に相場通りに購入するだけでは取得コストに対するリターン(家賃収入)の割合が悪化し、構造的に利回りが低下しやすい環境にあります。
医師などの高属性であれば融資は引きやすいものの、市況として物件自体の初期収益性が高いわけではありません。だからこそ、今後は「物件のポテンシャルを見抜き、適切な運用や改修によって将来的に家賃を引き上げられる物件かどうか」を見極める選球眼が、投資の成否を分ける極めて重要な要素となります。
2. 中古一棟物件における大規模修繕費用の見積もり
中古の一棟アパートやマンションを検討する場合、将来発生する外壁塗装や屋上防水などの大規模修繕費用の準備が不可欠です。
事業計画上のキャッシュフローにこれらの修繕積立金が含まれていない場合、後から発生する数百万円規模の支出によって、手元の資金が圧迫される可能性があります。購入前に過去の修繕履歴を確認し、今後の計画を立てておく必要があります。
3. 入居者募集コスト(広告料)の把握
物件の立地やエリアの賃貸需要によっては、入居者を募集する際に仲介会社へ支払う広告料(AD)が複数ヶ月分必要になるケースがあります。表面的な利回りだけでなく、こうした募集にかかるコストや、原状回復費用などを事業計画に組み込んでおくことが重要です。
4. 「節税効果×サブリース」を強調する営業手法への注意
一棟収益物件の一般的な販売手法として、高属性の投資家に対して「減価償却による節税効果」と「サブリース(一括借り上げ)による安定収入」をセットで提案するケースが多く見られます。PLAC株式会社がこの手法を主軸としているわけではありませんが、業界全体でよく用いられるアプローチであるため構造を理解しておく必要があります。
一見すると、手間なく節税と安定したキャッシュフローを得られるお得な仕組みに見えます。しかし実際には、サブリース契約は業者側から賃料の減額請求や契約解除が可能なケースが多く、完全な安心材料にはなりません。
また節税効果についても、物件を売却する際には譲渡税が発生します。高年収の方であれば所得税率と譲渡税率の差分が実質的な節税効果となりますが、手元に残った資金をすべて自由に使って良いわけではありません。
最終的な売却時に、ローンの残債を完済できる金額で売却できる保証はないためです。節税や家賃保証といった付加価値に目を奪われず、物件価格が適正かどうか、不動産本来の収益力があるかどうかをしっかりと確認して購入を判断することが重要です。
不動産投資は「目的」に合わせて物件種別を選ぶ
不動産投資を始めるにあたり、一棟収益物件を選択するか、都心の区分マンション等を選択するかは、投資目的と自己資金の状況によって分かれます。
一棟収益物件(目的:事業規模の拡大と高利回りの追求)
- 【メリット】 土地の持ち分が大きく、物件のバリューアップや修繕のタイミングをオーナー自身の裁量で決定できます。複数戸を所有するため、事業規模を拡大しやすい特徴があります。
- 【リスク】 物件価格の上昇を踏まえた緻密なコスト計算や、空室対策、修繕計画を自身で管理する必要があります。大規模修繕費用を自身で準備するため、資金管理に高い計画性が求められます。
都心の区分マンション(目的:手間の軽減と手堅い資産形成)
- 【メリット】 都心の安定した賃貸需要を背景に、長期間の空室リスクを抑えられます。建物の修繕は管理組合が主導して計画的に行うため、個人で突発的な大規模修繕費を負担する可能性は低くなります。
- 【リスク】 購入価格が高いため毎月のキャッシュフローは大きく出にくく、時間をかけて残債を減らし、純資産を形成していく中長期的な視点が必要です。
おおやの視点
医師などの高属性層は金融機関からの評価が高く、不動産投資を有利に進められる条件が揃っています。しかし、市況の変化により利回りが低下している現在、属性の高さに頼るだけでなく、物件本来の収益力を見極めることが重要です。まずはご自身の資金力と、賃貸経営に割ける時間を客観的に評価しましょう。
PLAC株式会社での投資に向いている人・向いていない人
向いている人の条件
- 医師などの高属性で、金融機関からの融資を活用して不動産投資を始めたい方
- 担当制ではなく、すべての顧客に均等に公開される未公開物件情報にアクセスしたい方
- クラウドでの管理状況確認など、効率的で透明性の高い賃貸管理サポートを希望する方
見送るべき人の条件
- 自己資金にゆとりがなく、突発的な修繕費用や入居者募集費用によって資金繰りが圧迫される可能性のある方
- 提示された利回りや事業計画を自身で確認・精査せず、すべて業者に一任したいと考えている方
- 毎月のキャッシュフローを大きく取ることを最優先し、家賃引き上げ等の運用努力をせずに高い初期利回りだけを探している方
まとめ
PLAC株式会社は、関東エリアを中心に収益物件の売買から管理までをトータルサポートする不動産会社です。担当制の廃止による情報の透明化や、医師向けの特化型提案、クラウド管理システムの導入など、合理的なサービスを展開しています。口コミでも初心者への対応や融資実績が評価されています。
一方で、現在の不動産市況においては、物件価格の高騰に伴う利回りの低下や、将来の家賃引き上げを見据えた物件選定など、投資家自身が客観的に判断すべき課題も存在します。
おおやの視点
不動産投資は、専門家のサポートを活用しつつも、最終的な事業判断は投資家自身が行うものです。企業の提案や融資の通りやすさだけでなく、現在の市況における物件の収益性とバリューアップの余地を冷静に評価することが求められます。
自身で修繕等のコントロールを行いながら一棟投資で事業を拡大するのか、あるいは管理の手間がかからず安定稼働が見込める「都心の区分マンション」で手堅く資産形成をするのか。ご自身の財務状況と投資目的に最も合致した物件種別を選択することが大切です。
私自身、一棟投資と区分投資の両方を経験してきましたので、一棟でも区分でもフラットに相談に乗れますよ。もし迷ったり気になることがあれば、気軽に私に聞いてくださいね。



一棟アパートやRCマンションをメインに投資。
サラリーマン時代に不動産投資を開始し、家賃収入50万円/月を達成し独立。
独立後、不労収入を増やすべく不動産会社や金融機関を開拓し、不動産投資の拡大に成功。
一棟アパートやRCマンションをメインにしていますが、メリットあれば区分、別荘やタワマンも所有しています。
一棟アパートから始めるべきか、区分マンションか始めるべきか、不動産投資に興味がある方はどちらの相談にも乗れると思います。相談したい方はLINEで連絡くださいね。
不動産投資に大切なことは勉強ではなく、「順番と速度」です。
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