株式会社シノケングループ(以下、シノケン)は、首都圏を中心に投資用アパートを展開する不動産会社です。土地の仕入れから設計・施工、賃貸管理まで一貫して手がけており、投資初心者でも取り組みやすいサポート体制を整えているのが特長です。
実績ある建設会社として長年の運営ノウハウを持つ一方、「利回りが低い」「サブリース契約に注意が必要」といった口コミも見られます。
本記事では、シノケンのアパート投資に関する事業概要や実績、口コミ・評判、メリット・デメリットをわかりやすく整理してご紹介します。実際に検討する際の参考材料としてご活用ください。
シノケンのアパート投資を提供する「株式会社シノケングループ」とは
引用:株式会社シノケングループ
株式会社シノケングループは、1990年に設立された不動産会社です。個人投資家向けに投資用アパートを販売しており、土地の手配から設計・建築、賃貸管理、入居者募集までをワンストップで提供しています。
「賃貸住宅に強い建設会社ランキング」で第1位を獲得するなど、業界内でも高い評価を得ています。
株式会社シノケングループの会社概要
株式会社シノケングループの会社概要は、以下の通りです。
| 項目 | 内容 |
| 社名 | 株式会社シノケングループ |
| 所在地 | 東京本社 〒105-0013東京都港区浜松町二丁目3番1号 日本生命浜松町クレアタワー 福岡本社 〒810-0001福岡市中央区天神一丁目1番1号 アクロス福岡 |
| 創業年月日 | 1990年6月5日 |
| 代表者 | 代表取締役会長 篠原 英明代表取締役社長 玉置 貴史 |
| 資本金 | 151億2,849万円(資本剰余金を含む) |
| 従業員数 | 1,171名(2024年12月末現在) |
シノケンのアパート投資の強みと評判
シノケンのアパート投資が支持される背景には、以下のような特長があります。
- デザイン性と住み心地の両立による高い入居率
- 土地を持っていなくても始められる仕組み
- 長期運営を見据えたサポート体制と家賃保証
- 融資の選択肢が豊富で資金調達に柔軟
- 建設実績で高評価を得ている自社施工体制
それぞれ詳しく見ていきましょう。
デザイン性と住み心地が両立したアパートで高い入居率
シノケンが提供するアパートは、洗練された外観デザインと高い実用性を両立させているのが特長です。独立洗面台や収納などを備えた設備設計により、入居者の快適性を重視した住まいづくりがなされています。
2013年にはグッドデザイン賞も受賞しており、見た目の良さだけでなく、生活しやすい間取り・機能性が高く評価されています。こうした工夫が、高い入居率(2024年平均98.75%)の維持につながっていると見られます。
土地なしでも始められるアパート経営
土地を持っていない方でもアパート経営を始められるのが、シノケンのアパート投資の大きな特徴です。賃貸需要の高いエリアに厳選して土地を仕入れ、セットで物件を提供する仕組みを採用しています。
そのため、土地の選定や立地の判断に不安がある初心者でも、比較的ハードルが低く投資をスタートできるといえます。
土地探しから始める必要がない点は、これから投資を始めたい方にとって心理的なハードルを下げるポイントになるでしょう。ただし、だからこそ提案される立地や価格が妥当かどうかは慎重に確認する必要があります。
充実したサポート体制・保証
シノケンではサポート体制にも力を入れており、以下のような業務を委託できます。
- 建物のメンテナンス
- 家賃の集金
- 入居者からのクレーム対応
- 募集・契約関連の業務
また、空室や家賃滞納リスクに備えた保証制度も提供されており、本業のある方や時間に制約がある方でも、比較的手離れよく経営を続けられる設計となっています。
幅広い業務を依頼できるからといって、「任せきりでOK」というわけではありません。むしろ、オーナーが判断主体として情報を握り、業者の支援を引き出す構えがあってこそ活きるサービスです。一棟投資は、どこまで自分が関与するかを自覚したうえで臨むことが大切ですよ。
豊富な資金調達プラン
不動産投資を始めるうえで大きな壁となるのが資金調達です。シノケンでは多数の金融機関と提携しており、投資家の属性や年収・目的に応じた融資プランを個別に提案しています。
また、融資の知識が浅い方に対しても、担当者による手厚いサポート(面談・書類準備など)が行われており、初めてでも比較的スムーズに融資手続きを進められます。
提携ローンがあるのは、売主物件のメリットですね。一方、提携ローンがあるのはシノケンに限りませんので、最低限は押さえているイメージです。
「賃貸住宅に強い建設会社ランキング」で1位
シノケンは、「全国賃貸住宅新聞」の建設会社ランキング(自社開発物件の完工数)で9年連続全国1位を獲得しています。
その一棟投資は大丈夫?見落としやすいリスクに注意!
利回りだけでなく、空室リスクも考える
一棟投資において、業者が示す利回りは”表面利回り”です。つまり満室を想定した数値であるということを肝に銘じておきましょう。
都心部の一棟物件と地方の一棟物件では利回りが倍くらい違うことがありますが、地方はそれだけ空室率が高いということ。空室率が高いため物件価格を下げて帳尻を合わせた結果、利回りが高くなっているに過ぎません。
そのため、利回りだけなく、賃貸需要の正確な把握が重要です。
修繕積立金を無視したキャッシュフローを提示する業者は要注意
一棟物件は12~15年に一度、大規模修繕が必要になってきます。
物件によりますが、大規模修繕に必要な費用は決して安い金額ではないので、毎月一定額を積み立てるのが一般的です。
そのため、不動産業者が示すキャッシュフローの中に大規模修繕の修繕積立金が入っていない場合は、過度に物件のキャッシュフローをよく見せようとしていると考えられます。
業者の中には注釈で右下に小さく書いているところもありますが、、、私としてはそういう姿勢が信用ならないですね。。
そういう業者はお断りです。
過去に修繕が正しく行われてきた物件ですか?
中古物件の場合、過去に正しく修善工事が行われてきたのかを確認する必要があります。アパートなどは個人オーナーが多く、実施されていないケースも多いので、不動産会社に確認するようにしましょう。
修繕工事前であれば、購入した投資家自身が修繕積立金を一括で用意する必要がありますので、注意が必要です。
エリアのAD(広告費用)を把握している?
物件の入居付けには、管理会社に入居者募集を依頼する必要があります。その際に必要な費用が『AD(広告費用)』です。
都内の一等地であればADは家賃1ヶ月分程度ですが、賃貸需要が弱いエリアであれば、AD5ヶ月分払わないと管理会社が積極的に動かない場合があります。
また、都心部では一般的な『更新料』ですが、その慣習がないエリアもあります。
一方、管理会社との更新手数料はどのエリアでも必要です。管理会社との契約の多くは2年更新で、2年ごとに家賃の半月から1ヶ月分の費用が更新手数料として請求されます。更新料がなければその分は手出しとなりますね。
そうした隠れたコストもシミュレーションでしっかりと見る必要があります。ADや更新料を把握しないと実質利回りがほぼ0やマイナスになることも。
一棟マンションやアパートは、分譲区分マンションに比べると設備仕様が低いため、そもそも入居付けで不利になります。入居付けにかかるコスト、管理会社にかかるコストを軽視せず、しっかりとした物件の選定が必要です。
シノケンのアパート投資に関する良い評判・口コミ
シノケンに関する口コミの中で、特に評価されているのは以下のようなポイントです。
- 営業対応の丁寧さ
- セミナーを通じた理解の深まり
- 入居率・収益性の高さ
以下、それぞれの口コミを紹介します。
営業に関する良い評判・口コミ
- 「営業担当の身だしなみや言動に好感が持て、押し売りのような姿勢はなかった。『最終的にはお客様が決めてください』というスタンスが伝わってきた」
- 「利回りが特別高いわけではなかったが、新築商品の説明は丁寧でわかりやすかった」
営業担当に対する口コミでは、「丁寧」「無理に勧めてこない」といった声が目立ちます。一方で「積極的に売りたい気持ちは隠しきれていない」との指摘も見られますが、総じて安心感をもって話を聞けたという声が多く寄せられています。
セミナーに関する良い評判・口コミ
- 「不動産投資を始めるにあたり、サブリースを含めてさまざまな知識を得ることができた」
- 「セミナーに参加して参考になった」
セミナーに関する口コミでは、内容が初心者にも理解しやすい点が好評です。不動産投資に対する基礎知識を身につける場として活用されており、参加者からは「学びになった」という評価が多く見られます。
入居率・収益性に関する良い評判・口コミ
- 「入居率・収益性ともにおおむね満足。グッドデザイン賞受賞に代表されるように、入居者ニーズを意識した設計が効果を発揮している」
- 「サブリース契約期間中は保証家賃のため、表面的には入居率100%の状態が続いていた」
デザイン性や施工力を評価する声とともに、「実際に空室が少なかった」「収益も想定通りだった」といった声が確認されています。一方で、サブリースによる家賃保証は収益性に影響するため、制度内容の理解が前提となります。
全体を通して、シノケンのアパート投資に対する口コミは比較的好意的な内容が多いものの、口コミの多くが公式サイトなどのコントロール可能な場に集中している点には留意が必要です。
評価は参考にしつつ、契約条件や利回り、管理体制などを個別に精査する姿勢は忘れないようにしましょう。
シノケンでよくある質問
ここでは、シノケンのアパート投資に関してよく寄せられる質問とその回答をまとめました。
Q1. シノケンのアパート投資は本当に利回りが低い?
利回りの感じ方は人によって異なります。表面利回り(家賃収入 ÷ 物件価格)は高く見えても、実際の運用では管理費・空室リスク・修繕費などがかかるため、実質利回りはやや低くなる傾向にあります。
「利回りが低い」と感じる人の多くは、想定以上のコストや空室によって期待値を下回ったケースです。購入前に複数の収支シミュレーションで、現実的な数字を確認しておくことが重要です。
Q2. 営業がしつこいという評判は本当?
シノケンの営業スタイルは、資料請求や問い合わせに対応する反響営業が中心です。口コミでも「しつこくない」「丁寧な対応」という評価が多く見られます。ただし、担当者との相性によっては、連絡の頻度を多く感じる方もいるようです。
Q3. シノケンのアパート経営は詐欺なの?
シノケングループは1990年設立の正規の不動産企業で、長年の実績と上場経験があります。不正行為で摘発された事実はなく、いわゆる「詐欺」とは無縁の企業といえます。
Q4. シノケンで不祥事があったというのは本当?
2018年に一部週刊誌で不正疑惑が報じられたことがありますが、シノケン側は報道内容を否定しており、行政処分や訴訟などに発展した事例は確認されていません。
Q5. シノケンはなぜ上場廃止になったの?
シノケングループは2022年12月にMBO(マネジメント・バイアウト)を実施し、上場を自主的に廃止しました。これは、短期的な株価に左右されず、経営の柔軟性を高めるための判断であり、業績悪化などによる強制的な廃止ではありません。
Q6. 自己資金が少なくても不動産投資できる?
可能です。シノケンは複数の金融機関と提携しており、属性に応じた資金調達プランを提示しています。実際、約76%のオーナーが自己資金300万円未満で投資を開始しています。
自己資金が少ないからといって諦める必要はありませんが、借入に頼る分、収支管理や将来的な金利変動への備えが一層重要になります。
Q7. アパート以外にマンションも購入できる?
シノケングループの中核会社は一棟アパートに特化していますが、グループ内の「シノケンハーモニー」では投資用マンション(区分所有)も取り扱っています。興味がある方は、別途問い合わせが必要です。
シノケンのアパート投資の評判・口コミまとめ
シノケングループは、首都圏に特化した一棟アパート投資をワンストップで提供する不動産会社です。土地がなくても始められる仕組みや、建築・管理まで自社完結する体制、豊富な資金調達プランなど、初心者へのサポート体制が整っている点が大きな強みといえます。
管理やサポート体制が整ったサービスは魅力的ですが、「丸投げで大丈夫」というわけではありません。信頼できる業者を選び、どんな物件で、どんな前提で投資に臨むかを見極めるのは、あくまで投資家自身の責任です。

しっかり物件を選べば、一棟投資は不動産収益の最大化を狙える手段になります。ただし、業者の実績やサービス内容を鵜呑みにせず、物件単位での判断を大切にしましょう。気になる方は、私にも気軽に相談してくださいね。


一棟アパートやRCマンションをメインに投資。
サラリーマン時代に不動産投資を開始し、家賃収入50万円/月を達成し独立。
独立後、不労収入を増やすべく不動産会社や金融機関を開拓し、不動産投資の拡大に成功。
一棟アパートやRCマンションをメインにしていますが、メリットあれば区分、別荘やタワマンも所有しています。
不動産投資に大切なことは勉強ではなく、「順番と速度」です。
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